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ASUS Chromebook Flip C302CA にフォントをインストールする

ASUS Chromebook Flip C302CA に好みの日本語フォントをインストールしました。やったことをまとめます。

更新情報

  • 2018/07/02 Chrome OS 67.0.3396.99 で動作確認
  • 2018/06/25 Chrome OS 67.0.3396.87 用に追記
  • 2018/06/08 Chrome OS 66.0.3359.203 で動作確認
  • 2018/05/25 Chrome OS 66.0.3359.181 で動作確認
  • 2018/05/23 参考ページのアーカイブへのリンクを追加
  • 2018/05/22 全体的に日本語を修正
  • 2018/05/21 見出しに順番を表記
  • 2018/05/15 Chrome OS 66.0.3359.158 で動作確認
  • 2018/05/06 初版

やったこと

1. Write Protect Screw を外した

Chromebook の本体には「Write Protect Screw」というネジが組み込まれていて、このネジが装着されていると、内部ストレージへの書き込みが禁止される仕様です。これによりセキュリティが高まっているのですが、このままではファイルをコピーできないため、フォントをインストールできません。

外すネジの場所は機種によって異なります。C302CA の場合は Reddit の下記スレッドが参考になりました。

www.reddit.com

1-1. 底面のトルクスネジを外す

まず、本体底面に点在するトルクスネジ (合計 10 個) を外します。トルクスドライバーは T5 を使用しました。

1-2. 底面ラバーに隠れているネジを外す

ヒンジ側の底面ラバー下にもネジがありますので、外します。これは精密ドライバー (#0) で外すことができました。

底面ラバーは爪で簡単に外すことができましたが、運が悪いと接着シートが再利用できなくなってしまうかも知れないので、薄い両面接着シートのようなものを用意しておくと良いと思います。

1-3. 底面カバーを外す

ヒンジ側はネジを外しただけでほぼ外れていましたが、トラックパッド側はヘラで少しこじる必要がありました。

1-4. Write Protect Screw を見つける

Reddit によるとこの位置にあるらしいですが、立体シールのようなもので封がされていました。ピンセットで慎重に取り外します。

取れました。

1-5. Write Protect Screw を取り外す

黒いテープをめくると、下にネジがあります。このネジが探していた「Write Protect Screw」なので、精密ドライバー (#0) で外します。結構固く締まっていたので、ネジ頭をナメないよう慎重に作業しました。

ネジを外し終えたら、元通りに戻していきます。

ちなみに、ネジを覆っている黒いテープが手前側の配線の下に入っているのが確認できます。テープをめくりすぎてしまうと、この配線を外してしまいそうでしたので、注意したほうが良いでしょう。「BATT」と記載があったため、バッテリー関係の配線だと思います。

2. デベロッパーモードでログインする

これは以下のページの通りに作業しました (アーカイブ)。

chromesoku.com

3. ファイルシステムへのアクセス制限を解除する

これは以下のページを参考にしました (アーカイブ)。違う作業をしたところを書きます。

chromesoku.com

3-1. ターミナルを起動したら shell と入力

ステップ 3 でターミナルを起動したあと、

cronsh> shell

と入力しました。これにより、各コマンドが実行できるようになりました。

3-2. crossystem コマンドで Write Protect Screw が外されてるか確認

chronos@localhost / $ crossystem

...

wpsw_boot = 0 # Firmware write protect hardware switch position at boot
wpsw_cur = 0 # Firmware write protect hardware switch current position

純正品の出力を見ると両方 1 だったので、0 であれば外されてることが認識されている状態だと思われます。

その後、ステップ 3 のコマンドを実行し、再起動します。

3-3. 書き込めなかったので追加で以下のコマンドも実行した

ここまで実行してフォントファイルをコピーしようとしましたが、ファイルシステムが読み込み専用というエラーが表示されてしまい、フォントファイルがコピーできませんでした。なので、以下のページを参考にし追加でコマンドを実行しました。

Customize ChromeOS Crosh Terminal with Custom Fonts and Solarized Dark Theme · GitHub

chronos@localhost / $ sudo mount -o remount,rw /

このコマンド実行後、ファイルシステムが読み書き可能な状態になりました。

4. フォントをコピーしてキャッシュの再構築

フォントファイルをフォントフォルダにコピーします。

フォントの形式は TTF・OTF どちらでも認識されました。

フォントファイルは既存のフォルダ内にコピーしないと、システムから認識されませんでした。新規フォルダ内にコピーしても、fc-list や fc-cache でスルーされてしまったため、「notocjk」フォルダ内にコピーしています。

また、Chrome OS 67.0.3396.87 へのアップデート後から、root パーティションの空き容量が少なくなり、フォントファイルのサイズによってはそのままコピーすることができなくなりました。

対策として、フォントファイルはユーザーフォルダに置いたまま、シンボリックリンクを作成することで対応しています。

Chrome OS 67.0.3396.87 以降

chronos@localhost / $ cd /usr/share/fonts/notocjk/
chronos@localhost / $ sudo ln -s /home/chronos/user/Downloads/Your Fonts Folder/* ./

Chrome OS 66.0.3359.203 以前

chronos@localhost / $ sudo cp -r /home/chronos/user/Downloads/Your Fonts Folder/* /usr/share/fonts/notocjk/

コマンド終了後

chronos@localhost / $ sudo fc-cache -fv

でフォントキャッシュを再構築します。正常に終了した後、

chronos@localhost / $ fc-list | grep Your Font

でフォントが認識されていることが確認できたら、フォントのインストールは完了です。